ITの「使い方」について

年々IT機器などの使い方が難しくなります。例えばスマホなどを、完全に使いこなしている人はどれだけいるのだろうと思います。たくさん付いている機能、使いこなしてこその機能ですが、それをどのような時にどう使うものなかも理解していない部分が多いものです。

メールができて電話ができてちょっとした調べものがネットでできれば、と思いながら使っているとあれもできればこれもできれば都合がいいかもと思うようになり、使い方のマニュアルを見ますが、これも難解な代物で簡単に使えるようには書いてありません。

商品の使い方を書いた「取扱い説明書」を読むのが嫌いな人が、難しい機能がいっぱい付いたITの機器を持っているとはっきり言って笑えます。取説なしで使おうとしているからです。

取説なしで使えるほどその本人がIT機器のことを知っているようには思えないのに、機能だけ素晴らしい機器を持ってどうしようとしているのかなあと思えます。機能やその使い方を読まずに使おうなんてと思うのですが、そういう人って意外に多いのです。

私は文字中毒のようなところがあるのでつい読んでしまいまし、自分の知らない便利な使い方があるのであれば、知ることによって自分も賢くなるかもと思いながら一応読むことにはしています。が、書き方も親切ではないし、言葉を選べばもっと分かり易いのにと思うようなことがいっぱいあります。

こういう時、日本語は本当に難しいなあと思うのです。一つの語句を使うのに使い方を間違えばとんでもない語句になったり、同じ意味の言葉でも使い方が何通りもあったりするために、難しいと思います。

つい最近もさる大手外食産業の「割引クーポン」が欲しくて、スマホの設定を探してクーポン取得の手続きをしましたが、その最初のやり方“QRコード”を取得するやり方が分からないのです。いままでならばカメラで写真を撮る場所に、バーコードの読み取りの仕方と一緒にあったものが今のスマホにはなく、アプリからダウンロードして取得しなければならないと書いてあり、そのアプリがどれなのかも書いてないしその取得の手順さえも書いてなく、苦労しました。

結局別のところに書いてある遠回りなやり方でクーポンを取得し、スマホの会社のカウンターに行って、“QRコード”を簡単に取得する方法を聞きました。

PCの設定も同じです。いくら使い方を読んでも言葉が難しくて結局投げ出してしまい、大型電気量販店のPCのサービスカウンターでやり方を教わることが、これも多いです。なぜもっとユーザーが使える取扱い説明書を作成しないのでしょう。しっかり読む人もいれば全く読まない人もいます。

読む人がいる以上は、しっかり使えるものにして欲しいとおもうのですが、どうでしょう。

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